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マタニティブルー
妊娠の前後に起こる、ホルモンバランスの急激な変化によって、妊婦が、精神的に不安定になってしまうことを、マタニティブルーといいます。
ホルモンバランスが変化することで、視床下部が不安定な状態になり、それによって、イライラしたり、眠れなくなったり、疲れやすくなったりしてしまうといった症状が出ます。
また、妊娠~出産~育児の間に起こる肉体的な疲労や、出産や育児に対する精神的な不安感なども、マタニティブルーの大きな要因になっているようです。
妊娠、出産することで、突然、自分自身の負担が大きくなったように感じ、自分が赤ちゃんを守らなくてはならないという、強い母親の自覚が芽生えてきます。
しかし、子育ては想像以上に大変で、なかなか思うようにはいかないものです。赤ちゃんの発達が心配、おっぱいを飲んでくれない、赤ちゃんが寝てくれないなど、子育てに対してのジレンマは尽きることがなく、そこから精神的不安定に陥ってしまうことがあるのです。
「可愛い赤ちゃんを授かって、幸せなはずなのに、どうして自分はこんな気持ちになってしまうんだろう」と、悩まないでください。こういったマタニティブルーは、多くの人が体験しています。出産経験のある人のうちの80%もの人達が、多かれ少なかれ、マタニティブルーを経験しているとされています。マタニティブルーは、妊娠、出産における自然現象なのです。
ブルーな気持ちの時は、このような状態が、ずっと続いてしまうような気がしてしまいます。しかし、マタニティブルーは、一時的なものなので、心配する必要はありません。通常は、産後1~2週間後に、ホルモンが徐々に正常な状態に戻っていくことで、だんだん精神的にも落ち着いてきます。
ただし、ひどい場合、一日中泣き続けてしまったり、食事ができなくなったり、育児を放棄してしまうというようなケースもあるようです。つらいと感じたときは、周りの人達に素直に打ち明けて、家事や育児を手伝ってもらうようにしてください。それでもだめな場合は、思い切って病院に行ってみてください。適切な処置をすれば、きっと良くなります。